
OPENING CEREMONY Spring Summer 2021 collection
CATEGORY FASHION
03:17
不確かさや軋轢の多い現代社会において、OPENING CEREMONY(オープニングセレモニー)の共同クリエイティブ・ディレクターであるCarol Lim(キャロル・リム)とHumberto Leon(ウンベルト・レオン)は、21年春夏コレクションのために子供の頃の記憶に立ち返りました。ロサンゼルスのバレー地区で育ち、そこには移民の家族が多く、オープンで受け入れられているコミュニティを特徴とし、多様性を容認する安全な場所でありました。このような環境が、彼らの現在の姿、仕事、そして周りのコミュニティを構築したのです。2021年春夏の今シーズン、彼らはこれらの多様性の価値観を代表するアメリカ人に敬意を表します。彼らの若かりし頃へのオマージュとして、生地やシルエットにノスタルジーさを反映しています。本コレクションは、刺繍や総柄プリント、靴の装飾など、バラをモチーフにしたものが多く、子供の頃に頻繁に訪れていたパレード“Tournament of Roses(トーナメント・オブ・ローズ)”にちなんだものとなっています。カリフォルニアのサーフカルチャーは、シーズンロゴや、シャーリング、テーラリング、ドレスのゆったりとしたフィット感にも現れています。西海岸の継続的なヘルス・ボディカルチャーは、コレクションの“マッスル・プリント”に反映されており、解剖学的に描かれた胴体がトップスやドレスに施され、作品に強い重要性とテクスチャーを加えています。
「キャロルと私が21年春夏コレクションをデザインしたとき、私たちが育ったサンガブリエル・バレーを懐かしんでいました。私たちのインスピレーションの源は、私たち自身や私たちのコミュニティにとって重要で関連性のあるものから得ています。例えば、私たちが住んでいた地域ではお正月の風物詩として親しまれていた“トーナメント・オブ・ローズ・パレード”が、今年はパンデミックの影響で中止になったことを知りました。私たちの“バラ”のモチーフはそのパレードを称え、記念するための私たちなりの方法です。また、この時期の健康と幸福の概念にインスパイアされ、体を大切にすることの重要性を表現するために、特別な筋肉のグラフィックを制作しました」とクリエイティブ・ディレクターのウンベルト・レオンは語ります。
カリフォルニアの人々は、クローゼット内に“暖かい服”があることを望んでいます。しかし、レザーアイテム、冬らしいセーター、レインコートやダウンジャケットなど、どのアイテムも常に日差しの強い気候では不要な服ばかりです。ただフェイクレザー、エンボス加工のテクスチャー、ケーブルニットのボディ、ダークなカラーパレットを用い、すべてのアイテムがライトウェイトな春夏の生地で作られているにも関わらず、冬の装いへのオマージュとして製作しました。コレクションの特徴的な装飾のひとつであるボタンを溶解したデティールは、キャロルとウンベルトの故郷を脅かしている現在の世界的な暑さの影響を告げるものであり、私たちに警鐘を鳴らしています。
シカゴを拠点に活動するデジタルアーティスト兼デザイナーであるTerrell Davis(テレル・デイビス)との特別なコラボレーションでは、カリフォルニアにいる10代の人々が使用する携帯電話、レコードプレーヤー、雑誌、ラバライトなどを通し、更には未来のことを考えながら車を走らせた街の様子などが映し出される典型的な小宇宙を描いたレトロフューチャーなアートワークが登場します。
21年春夏コレクションは、2月10日よりOPENING CEREMONY公式サイトwww.openingceremony.comにて発売中です。
不確かさや軋轢の多い現代社会において、OPENING CEREMONY(オープニングセレモニー)の共同クリエイティブ・ディレクターであるCarol Lim(キャロル・リム)とHumberto Leon(ウンベルト・レオン)は、21年春夏コレクションのために子供の頃の記憶に立ち返りました。ロサンゼルスのバレー地区で育ち、そこには移民の家族が多く、オープンで受け入れられているコミュニティを特徴とし、多様性を容認する安全な場所でありました。このような環境が、彼らの現在の姿、仕事、そして周りのコミュニティを構築したのです。2021年春夏の今シーズン、彼らはこれらの多様性の価値観を代表するアメリカ人に敬意を表します。彼らの若かりし頃へのオマージュとして、生地やシルエットにノスタルジーさを反映しています。本コレクションは、刺繍や総柄プリント、靴の装飾など、バラをモチーフにしたものが多く、子供の頃に頻繁に訪れていたパレード“Tournament of Roses(トーナメント・オブ・ローズ)”にちなんだものとなっています。カリフォルニアのサーフカルチャーは、シーズンロゴや、シャーリング、テーラリング、ドレスのゆったりとしたフィット感にも現れています。西海岸の継続的なヘルス・ボディカルチャーは、コレクションの“マッスル・プリント”に反映されており、解剖学的に描かれた胴体がトップスやドレスに施され、作品に強い重要性とテクスチャーを加えています。
「キャロルと私が21年春夏コレクションをデザインしたとき、私たちが育ったサンガブリエル・バレーを懐かしんでいました。私たちのインスピレーションの源は、私たち自身や私たちのコミュニティにとって重要で関連性のあるものから得ています。例えば、私たちが住んでいた地域ではお正月の風物詩として親しまれていた“トーナメント・オブ・ローズ・パレード”が、今年はパンデミックの影響で中止になったことを知りました。私たちの“バラ”のモチーフはそのパレードを称え、記念するための私たちなりの方法です。また、この時期の健康と幸福の概念にインスパイアされ、体を大切にすることの重要性を表現するために、特別な筋肉のグラフィックを制作しました」とクリエイティブ・ディレクターのウンベルト・レオンは語ります。
カリフォルニアの人々は、クローゼット内に“暖かい服”があることを望んでいます。しかし、レザーアイテム、冬らしいセーター、レインコートやダウンジャケットなど、どのアイテムも常に日差しの強い気候では不要な服ばかりです。ただフェイクレザー、エンボス加工のテクスチャー、ケーブルニットのボディ、ダークなカラーパレットを用い、すべてのアイテムがライトウェイトな春夏の生地で作られているにも関わらず、冬の装いへのオマージュとして製作しました。コレクションの特徴的な装飾のひとつであるボタンを溶解したデティールは、キャロルとウンベルトの故郷を脅かしている現在の世界的な暑さの影響を告げるものであり、私たちに警鐘を鳴らしています。
シカゴを拠点に活動するデジタルアーティスト兼デザイナーであるTerrell Davis(テレル・デイビス)との特別なコラボレーションでは、カリフォルニアにいる10代の人々が使用する携帯電話、レコードプレーヤー、雑誌、ラバライトなどを通し、更には未来のことを考えながら車を走らせた街の様子などが映し出される典型的な小宇宙を描いたレトロフューチャーなアートワークが登場します。
21年春夏コレクションは、2月10日よりOPENING CEREMONY公式サイトwww.openingceremony.comにて発売中です。